お知らせ

News

体幹とは...?

2024年6月8日

運動能力をグンと伸ばす体操体幹トレーニング教室『みんなDE体幹トレーニング』(略称:みんトレ)は、筑波大学体育専門学群教授とプロアスリートが監修するスポーツ教室です！

最新のスポーツ科学とプロアスリートの経験と知見を融合した体幹に特化した教室で、
現在は、茨城県つくば市のつくば研究学園校と千葉県流山市の流山おおたかの森校の2校で体操体幹トレーニングのレッスンをおこなっています。

『みんトレ』では、ライフキネティックなどの脳を活性化させるトレーニング、四足歩行クモ歩きなどのコーディネーショントレーニング、プランクやヒップリフトなどの体幹トレーニング(KOBAトレ)、不安定なマットのうえでの片脚立ちなどのバランストレーニング、いわゆる体操教室でおこなうような跳び箱トランポリンなどのトレーニングを複合的におこなっています。

今回は、教室名(みんなDE体幹トレーニング)にもある『体幹』について説明していきます！

今では高齢者からプロアスリートまで、誰もが体幹を鍛えようとしています。しかし、実際に体幹とは何なんのか、体幹を鍛えることによって何が良いのかを十分に理解している人は少ないかもしれません。ここでは、体幹の基本やその効果、そして基本的なトレーニング方法について紹介します。

体幹とは？

「体幹」という言葉は最近よく使われるようになりましたが、もともとは明確に定義されていたものではありません。ヨガやピラティスが広まりはじめた頃から、体幹やインナーマッスルの重要性が強調され出し、一般にも浸透していきました。「体幹」はもともと専門用語ではないですが、広く使われているのは、その重要性が広く認識されているからではないかとおもいます。

広い意味の体幹

体幹とは文字通り「体の幹」、つまり胴体部分を指します。腕や脚を強く鍛えても、胴体部分が不安定では効果がありません。胴体がしっかりしていることが、手足や頭などの動きを支える基本となります。この意味での体幹には、胸、背中、腰回り、腹筋、お尻などが含まれます。

より詳細な意味の体幹

体幹をもう少し具体的に説明すると、「腹腔」と呼ばれる内臓が詰まった部分を囲む筋肉群をいいます。上部は「横隔膜」、背中側は「多裂筋」、腹部周りは「腹横筋」、下部は「骨盤底筋群」があります。これらの筋肉が腹腔を囲み、体の中心を安定させます。これらは体の内側にあるため、インナーマッスルとも呼ばれ、外見からは強さが分かりにくい特徴があります。見た目が筋肉質でも、体幹が弱いということもあります。

体幹を鍛えるメリット

体幹を鍛える一番のメリットは、より力を発揮しやすくなることです。スポーツの場面だけでなく、日常生活でも大きなメリットがあります。例えば、ゆれる電車のなかでふらつかない、重い荷物を安定して持てる、姿勢が良くなる、疲れがたまりにくい、肩こり腰痛が治るなどです。

力は筋肉が生み出すものですが、それが効率よく体全体に伝わり、スムーズな動きに変えるためには、体の軸である体幹がしっかりしている必要があります。体幹が安定することによって手足で発揮する力も大きくなります。

基本的な体幹トレーニング

体幹を鍛えるためのトレーニングにはさまざまな方法があります。代表的なトレーニングをいくつか紹介します。

プランク：前腕とつま先を床につけて体を一直線に保つエクササイズ。お腹や背中の筋肉を鍛えます。
サイドプランク：横向きになり、片腕と足で体を支えるエクササイズ。お腹の横とお尻の筋肉を鍛えます。
ヒップリフト：仰向けに寝てお尻を持ち上げるエクササイズ。お尻と太もも裏の筋肉を鍛えます。
ダイアゴナル：四つん這いの姿勢から、対角線上の手足を同時に伸ばすエクササイズ。背中の筋肉の安定性を高めます。

『体幹』は体の中心部にあり、姿勢を保ち、動きを支える重要な役割を果たしています。体幹を鍛えることで、姿勢が良くなり、運動パフォーマンスが向上し、怪我の予防にもつながります。日常生活やスポーツにおいて、体幹トレーニングを積極的に取り入れることが大切です。